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体重増加の犯人は「水分不足」だった。40代女性の美容と健康を支える“賢い水の飲み方”

アンチエイジング

今年の秋、私は水分補給の重要性を身にしみて実感した。

熱中症などのシリアスな健康被害ではない。体重が急激に増加したのだ。

ダイエットの停滞期がきたため、週3回のスロージョギングを3kmから5kmへ。筋トレの負荷も5kgアップ。

それなのに、たった2週間で体重が2kgも増加

「運動量を増やしたのに、なぜ急に増えるのか?」

この疑問を抱え、半信半疑でたどり着いた結論が、まさかの「水分不足」。体が脱水状態に近いと感じると、体は水分を排出せずに溜め込もうとする(抗利尿ホルモンの分泌など)ため、結果的にむくみや体重増加につながるというのだ。

水を意識してしっかり飲み始めたら、体重はすっと元に戻った。

体脂肪計の数字が戻ったのではない。「浮腫み」という名の、老廃物を抱え込んだ余分な水分が、ようやく排出されただけのこと。ああ、なんてシンプルで、そしてどこか皮肉な真実。

私たち40代以降の女性の「アンチエイジング」の努力。 高級な美容液や、ストイックな運動も重要。だが、その土台を支えるのは、あまりにも当たり前すぎて見落としがちな「水」かもしれない。


💧 40代の体は「水」を欲している:美容と健康に不可欠な理由

加齢とともに、私たちの体内総水分量は減少の一途をたどる。赤ちゃんが約76%なのに対し、成人は約60%。そして、私たち40代以降は、さらにその割合が低下していく。

水分不足が引き起こすのは、単なる喉の渇きではない。

  • 肌のハリツヤの低下と乾燥:血行不良が肌代謝(ターンオーバー)を悪化させ、バリア機能が低下。内側からの潤いがなければ、いくら高価な化粧水を塗っても「暖簾に腕押し」である(出典:アルピナウォーター)。
  • 血流の滞りと冷え:血がドロドロになり、冷え性を悪化させ、最悪の場合、脳梗塞や心筋梗塞のリスクまで高める(出典:日本新関西)。
  • むくみと便秘:老廃物の排出に水は不可欠。不足すれば、体内に溜まり、むくみや便秘の原因になる(出典:アルピナウォーター)。

つまり、水を飲むことは、健康な体を維持するための「必要条件」であり、アンチエイジングのための「土台工事」に他ならない。


📐 1日に飲むべき水の量と、計量の現実的なコツ

では、具体的にどれくらいの量を飲めばいいのか。

  • 目安量:健康な成人の場合、体重1kgにつき約35mlが、1日に必要な水分量と言われる(出典:SoftBank)。
    • 体重50kgの女性なら、1.7L(約1,700ml)
    • ただし、これは食事から摂取する水分を除いた、「飲み水」の総量ではない。
  • 飲み水としての目安:一般的に、食事以外で飲むべき水の量は約1.2リットルが目安とされている(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット)。

【現実的な計量のコツ:ズボラな私でもできた方法】

「1.2リットル」と言われても、意識するのは面倒。そこで最も簡単な計量法を提案したい。

  1. 「500mlペットボトル3本」ルール:朝、500mlのペットボトル3本分(合計1.5L)を用意し、夜までに飲み切ると決める。
  2. 「マイボトル」ルール:500mlの水筒を用意し、3回満タンにする。



🚰 東京の水道水、飲んでいい?:賢い水の選択

「健康のために飲むなら、やっぱりミネラルウォーター?」

もちろん、こだわりは尊重する。だが、現実問題、毎日1.2L以上のミネラルウォーターを買い続けるのは手間もコストもかかる。

結論から言えば、東京の水道水は飲んで問題ない。

東京都水道局によれば、水道水は飲用水としての安全性が確保され、定期的な検査と管理が行われている。国際的に見ても、水道水がそのまま飲める国は限られており、日本はその数少ない国の一つだ(出典:東京都水道局、SHINE+)。

ただし、「塩素のにおいが気になる」という方もいるだろう。

  • 手軽な対策:気になるなら、安価な浄水ポットや、蛇口直結型の浄水器を利用する。これで味の懸念はほとんど解消される。

無理なく続けられる「手軽な水」を選ぶと、継続的な水分補給がしやすい。


⚖️ むくみと夜間頻尿:相反する悩みをどうする?

「水分補給でむくみがとれるって聞くけど、水を飲んだら余計にむくみそう…」

「夜中にトイレに起きるのが嫌だから、寝る前は飲まないようにしている…」

これが40代女性の水分問題における、最大の二律背反である。

1. 「むくまない」ための施策

むくみは水分不足も原因の一つだが、根本は「血行不良」と「塩分の過剰摂取」である(出典:更年期ラボ)。

  • カリウムの摂取:老廃物や過剰な塩分(ナトリウム)の排出を促すカリウムを多く含む食品(海藻、野菜、雑穀)を積極的に摂る。サプリメントも有効な選択肢。
  • 運動・入浴:ウォーキングやストレッチ、38〜40℃のぬるま湯にゆっくり浸かる半身浴などで、血行を改善し、代謝を高める(出典:小林製薬)。
  • 水は温かく:体を冷やす冷たい水ではなく、常温か、温かい白湯やお茶を選ぶ。

2. 夜間頻尿を減らす工夫

夜間頻尿(夜中に排尿のために1回以上起きること)の約80%は水分過剰摂取が原因とも言われる(出典:小林製薬)。

  • 夕方以降の調整:日中の水分摂取は推奨されるが、夜間頻尿に悩む場合は、夕方以降の水分摂取を控えめにする(特に就寝2時間前)(出典:東京泌尿器科クリニック上野)。
  • 利尿作用のあるものを控える:アルコールやカフェイン(コーヒー、紅茶、緑茶)は利尿作用があるため、夜は控える(出典:クラシエ)。
  • 「夕方の足上げ」:日中、足に溜まった水分が夜間に血管に戻り、尿量が増えるのが夜間頻尿の一因。夕方に仰向けで足を少し上げる運動を30分行うことで、水分を寝る前に排出する**「先出し」**が可能になる(出典:小林製薬)。

⏳ 「こまめに」とは、具体的にどのくらいか

「喉が渇く前に」というが、それはいつのことか。

専門家が推奨する「こまめな水分補給」の具体策は、以下の通り(出典:北上市、日本トリム)。

  • 頻度30分に1回が目安。
  • 1回あたりの量50ml~100ml程度。

一度に大量に飲むのではなく、コップ半分程度の水を、30分ごと、あるいは起床時、食事・おやつの時、入浴前後、就寝前など、タイミングを決めて習慣化することが成功の秘訣。