プロテインの「粉」に飽きたら。「手間なし常備」という選択肢。

最近、プロテインの記事を書いたばかり。アンチエイジングのため、そして体型維持のために、タンパク質摂取は欠かせない。

朝か夜、プレーン味のプロテインパウダーに、ミロやハトムギ、粉末コラーゲンを混ぜて飲むのが日課だ。その結果、体調はすこぶる良い。しかし、正直に言おう。飽きる。

単調なルーティンは、長続きを阻む最大の敵。

かといって、何種類ものフレーバープロテインを用意し、棚を占拠させるのも性に合わない。

そこで、プロテインを「粉」以外で、いかに手軽に、そして効率よく摂るか。私なりに、40代からのタンパク質美容に最適な代替案を、自身の経験も含めてリサーチしてみた。

🧐 そもそもなぜ、40代女性にプロテインが必要なのか？

「タンパク質が美容に良い」など、今さら語るまでもない。だが、40代以降、その重要性は文字通り桁違いになる。

私たちが戦うのは、主に「サルコペニア（加齢による筋肉量・筋力の低下）」。筋肉が落ちれば、代謝が下がり、脂肪がつきやすくなる。そして、肌のハリや髪の艶を保つコラーゲンもタンパク質からできている。

日本人の食事摂取基準（2020年版）では、成人女性のタンパク質摂取推奨量は1日50g。しかし、日本栄養・食糧学会誌など、権威あるソースを見れば、特に運動習慣のある女性や高齢者は、より多くの摂取を推奨する専門家も少なくない。

要するに、私たちは、日々「美と健康の土台作り」という、地味だが重要な作業に追われているのだ。

🏋️‍♀️ 手間を嫌う大人のための「非パウダー」プロテイン

「手軽さ」とは、継続という名の成果を生むための、最優先事項。

私が着目したのは、冷蔵庫の場所を取らない、常温保存が可能なもの。そして、サプリメント然としていない、「食事」の延長として自然に摂り入れられるものだ。

カテゴリ	特徴	評価	期待できる効果
ギリシャヨーグルト (オイコスなど)	一般的なヨーグルトの3〜4倍のタンパク質（カゼイン主体）。濃厚で腹持ち良し。	美味しいが、冷蔵庫の場所と、頻繁な買い足しの手間。賞味期限も近い。	満腹感、カルシウム、カゼインによる緩やかなアミノ酸補給。
プロテインバー (一本満足など)	甘い誘惑。硬めの食感は、お菓子を食べたい衝動を鎮めてくれる。	糖質や脂質が多い製品もある。ダイエット中は成分表の吟味が必要。	手軽なタンパク質補給、食後の満足感。
プロフィット（鶏ささみ）	常温保存で約180日。ささみなのに魚肉ソーセージのような食感。	素晴らしい発明。冷蔵庫の余白は、心の余白。常備している。	良質な動物性タンパク質を即座に摂取。
鰹バー/魚介系	DHA、EPAといった、40代が必須とする美容オイルも同時に。常温保存。	優秀すぎる。魚臭さも気にならない。おつまみとしても良い。	オメガ3脂肪酸による抗炎症作用、美肌効果、高タンパク。
チキンジャーキー	プロテインバーにも飽きたらこちら。長く噛めて満足感がすごい。	美味しい。口がさみしい時の間食でプロテイン補給ができる。	タンパク質補給に加えて咀嚼で満足感アップ効果も。
プロテインコーヒー/スープ	飲むだけ。冷たいものにも溶ける手軽さ。食事やブレイクタイムに自然に組み込める。	コーヒーとしての味は期待しすぎるな。スープは置き換えダイエットにも使える。	水分補給とタンパク質補給を両立。不自然さをミルクでカバーする工夫。