私が最近成功体験を掴んだアイテムがある。それがEMSヘッドマッサージャーだ。
結局押入れの肥やしになることが多い美容系アイテム達。
しかし私は、コレを使い続けている。なぜなら、実際に「痩せた?」と言われることが増えたからだ。体重は、残念ながら微増。だが、見た目が変わった。これぞ、40代の美容における最大の成功である。
今回は、このEMSとヘッドマッサージャーの仕組みと効果について、調べた結果をまとめてみよう。
🔍 EMSの原理と、私たちが知るべき真実
EMS(Electrical Muscle Stimulation:電気的筋肉刺激)。これは、ご存じの通り、電気の力で筋肉を動かす技術である。
電気で筋肉が刺激される→筋肉が活動する→消費カロリーが増える→間接的に脂肪燃焼を促す。
これが、EMSの基本的な作用機序だ(出典:[BROSTOKYOなど美容・健康関連サイトの見解])。
重要なのは、「電気を流すだけで脂肪が燃焼する」という直接的な効果ではない、という点。私たちは筋肉の活動を促し、基礎代謝を上げる体質を手に入れることが目的なのだ。
40代以降、なぜ脂肪が落ちにくく、たるみが進行するのか?それは、「使うべき筋肉が、使われなくなった」からに他ならない。
特に顔。表情筋の衰えは、たるみ、ほうれい線、そして諦めのブルドッグ顔を生む。EMSは、この意識して動かしにくい深部の筋肉、つまり表情筋のトレーニングをサポートする。
🌟 40代がEMSに期待すべき「3大効果」
EMSに期待できる効果は、私たちの悩みに直接アプローチする。
- フェイスラインの引き締め: 表情筋に刺激を与え、たるんだ筋肉をトレーニングする効果。顔の土台を引き上げる、地道な努力の積み重ねである。
- 血流・リンパの改善: 筋肉の収縮は、ポンプ作用を生み、血行やリンパの流れを促進する。これにより、顔や体のむくみ解消を助ける。これが「痩せた?」の正体の一つだ。
- リフトアップとハリ: 継続的な刺激は、肌のハリを支える要素にも影響を与え、一時的なものであれ、リフトアップ効果を感じさせる(出典:[Panasonicなどの研究結果])。
💆♀️ 成功のカギは「頭」にあり。ヘッドマッサージャーの驚くべき相乗効果
そして、私の「痩せ見え」を加速させたのが、ヘッドマッサージャーである。
「なぜ頭?」と思うかもしれない。だが、顔の皮膚と頭皮は、一枚の皮膚で繋がっているという厳然たる事実を忘れてはいけない。
頭皮が凝り固まり、弾力を失うと、顔の皮膚も一緒に下垂する。これがたるみの根本的な原因の一つである(出典:[日本スキンケア協会などの専門情報])。
ヘッドマッサージャーは、頭皮の血流を改善し、硬くなった頭皮を引き上げ、緩める役割を果たす。頭の筋肉が解放されれば、顔のたるみも物理的に引き上げられる。
私が「痩せた?」と言われるようになったのは、EMSで顔の筋肉を鍛えつつ、ヘッドマッサージャーでその土台となる頭皮環境を整えた、このコンビネーションケアの賜物である。
⚠️ 知的な40代のための「EMS使用上の注意点」
しかし、闇雲に使用するのは、時に逆効果。特に、私が気になった「あの場所」について、調べた結果を共有しよう。
Q1. EMSを当てない方が良い場所は?
A. ジョールファット(口角横の脂肪)直下への過度な刺激は要注意。
ジョールファットとは、口角の横にある加齢でたるみやすい脂肪の塊だ。ここには、脂肪の下に様々な表情筋が存在する。脂肪細胞に直接アプローチしないEMSで、その下の筋肉を過剰に刺激・発達させてしまうと、脂肪の塊を押し上げ、かえってブルドッグラインが目立つ可能性がある。
結論:フェイスラインや頬骨の下など、筋肉を引き締めたい部位を狙う。脂肪の塊そのものへの直接的な、長時間の過度な刺激は避けるのが、賢明な判断である。
Q2. フェイスマスク・フェイスパックの上から当てるのは効果がある?
A. 美容成分の浸透(イオン導入)には効果的だが、EMSの刺激は減弱する可能性がある。
フェイスマスクの上から美顔器を使用するのは、美容成分の浸透促進を狙った方法としては有効だ(出典:[K Village Meonなど美容情報])。しかし、EMSの電気刺激は、シートマスクの厚みや素材によっては肌に伝わりにくくなる場合がある。
最適解は、機器の取扱説明書に従うこと。もし推奨されているなら、時短と成分浸透を両立できるメリットがある。ただし、ピリピリとした筋肉への刺激が感じにくい場合は、美容液やジェルをたっぷり塗布した肌に直接当てる方が、EMS本来の目的である「筋肉刺激」の効率は良いだろう。
