鏡を見たとき、ふと気になる「ピンピン」と飛び出した短い毛。 いわゆるアホ毛(浮き毛)ですが、昔より目立つようになった気がしませんか。
気のせいではなく、実は40代、50代の髪の変化が大きく関係しています。 毎日家事や仕事に追われていると、髪の細かな変化にまで気を配る余裕はないかもしれませんが、髪のツヤや表面の滑らかさは、清潔感や若々しさを左右する大切なポイントです。
今回は、なぜ大人になるとアホ毛が目立ちやすくなるのか、その理由と現実的な対策をまとめてみました。
なぜ、大人のアホ毛は「うるさく」見えるのか
髪は毎日抜けて新しく生えてくるものなので、短い毛があること自体は、健やかなサイクルの証拠です。でも、以前は周りの長い毛と馴染んでいたはずなのに、最近はやけに自己主張が激しい……。
その主な原因は、「髪のうねり」と「乾燥」にあります。
加齢に伴い、頭皮の毛穴の形がわずかに歪んだり、髪の内部のタンパク質バランスが崩れたりすることで、生えてくる毛が細かくうねりやすくなります。真っ直ぐではない毛は、重力に逆らって立ち上がりやすく、それが光に当たると目立ってしまうのです。
また、白髪染めなどのダメージが蓄積して髪の水分保持力が落ちると、毛先が軽くなりすぎて「浮き」の原因になります。特に白髪は黒髪よりもハリが強く、ピンと立ち上がりやすいため、余計に気になってしまいますよね。
根本から解決するための「頭皮の土台作り」
目立つアホ毛を減らすには、これから生えてくる髪をいかに「健康で、素直な状態」にするかが鍵です。
アメリカのセレブたちの間でも、最近は髪そのものより「スカルプケア(頭皮ケア)」に注目が集まっています。髪は死んだ細胞ですが、頭皮は生きた皮膚。ここをケアすることが、結果的にうねりの少ない、扱いやすい髪を育てます。
科学的な視点で見ても、血行を促進し、保湿成分を頭皮に補給することは、毛穴の歪みを最小限に抑えるために有効です。いつものシャンプーの際に、指の腹で頭皮を動かすようにマッサージする習慣を取り入れるだけでも、数ヶ月後の髪の手触りが変わってきます。
今すぐできる、目立つアホ毛を抑えるテクニック
根本解決には時間がかかりますが、今出ているアホ毛をどうにかしたい日もありますよね。 一番やってはいけないのは、気になるからといって「抜く」こと。毛根にダメージを与え、次にさらに縮れた毛が生えてくる悪循環に陥ります。
今の主流は、「ポイントケア用マスカラ」で抑える方法です。
美容成分を配合しながら、浮き毛をピタッと密着させてくれるスタイリング剤です。マスカラタイプなので手が汚れず、出先でもサッと直せるのが便利。固まりすぎないので、大人の女性にふさわしい「自然なツヤ」を保てます。
また、ドライヤーの当て方ひとつでも印象は変わります。 仕上げに冷風を、上から下(根元から毛先)に向かって当てることで、開いたキューティクルが閉じ、表面がフラットに整います。これだけで、浮き毛の目立ち具合はかなり軽減されます。
完璧を目指さない、等身大のヘアケア
完璧に一本のハネもない状態を目指すと疲れてしまいますが、表面を少し整えるだけで、顔全体の印象は驚くほど明るくなります。
まずは、お風呂上がりの冷風や、便利なポイントケアアイテムを味方につけてみてください。少しの工夫で、鏡を見るのが少し楽しみになるかもしれません。
